江戸時代の結婚生活

みなさんこんにちは!

中高年の再婚活を全力で応援します!笑顔になれる結婚相談所「ブランシュール東海」の花井義明です。

司馬遼太郎先生の作品が好きです。

「梟の城」から始まり「竜馬がゆく」「国盗り物語」「坂の上の雲」などなど、数々の名作を読みました。

歴史検証がしっかりなされたうえでの、ドラマチックな人物描写が魅力なのです。

司馬作品の中でも「関ヶ原」の影響から戦国武将たちに興味を持ち、これまたいろいろな書籍を読むようになりました。

私が好きな戦国武将は、「大谷吉継」と石田三成の家臣「島左近」です。

関ヶ原では共に西軍として戦い、そして命を落とした武将です。

彼らについて語り出すと2時間や3時間では終わらなくなってしまうのでひと言だけ。

二人とも戦国時代において、とても秀でた大名であり、武将であったわけですが、おのれの『利』ではなく『義』に生きた人達。

そして散り際の潔さ。

私は優れた人間ではありませんが、そんな生き方をしたいと思わせる戦国武将です。

機会があればまたじっくりと書かせてください。

戦国時代も大阪の役にてひと段落となり、その後は天下泰平の「江戸時代」となります。

今日は、そんな江戸時代の婚姻事情について書いていきたいと思います。

江戸時代の結婚生活

江戸時代の夫婦のかたち

近代の婚姻制度は、家父長制度により、外に出て稼いでくるのは夫の役割、妻は夫の姓を名乗り家事と育児に専念するといった夫婦の

役割分担が一般的となりました。

しかしそれは、時代が明治となり「明治民法」の公布によって確立された制度です。

時代劇や歴史小説などで描かれる夫婦生活もこんなようなものだと思われるかもしれませんが、それは武家社会においてのお話。

武家人口は当時の全人口に対して10%にも満たない少数派で、私たちの祖先のほとんどは町民や農民であったわけです。

当時の庶民の結婚は、夫婦別姓であり、夫も妻も共に仕事を持っている共働きが主でした。

故に、財産管理も個々にて行い、夫といえども妻の持ち物を勝手に処分することはできませんでした。

離婚・再婚を繰り返す妻たち

現代の女性も相当強くなりましたが、江戸の女性たちも仕事を持ち、夫に頼らない生活ですから、かなり強気だったようです。

加えて江戸の街では男性の数が圧倒的に多く(およそ女性の倍近くの人口比だったそう)完全に女性の買い手市場でありました。

既婚者となった女性は、夫となった男が気に入らなければいとも簡単に離婚をしたそうです。

当時の法律では女性から離縁を切り出すことはできなかったので、あの手この手を使って夫から「三行半」という離縁状を手に入れていた

とのこと。

駆け込み寺なんかもその一つで「DV夫から逃げ出してきた悲惨な妻」的なイメージは無く、離婚したいけど承諾してくれない夫から逃げ出

す一つの手段だったようです。

そんなわけで、離婚をした女性は街中に溢れかえる独身男性から新しい夫を選んで、いとも簡単に再婚を果たします。

それを1回だけに限らず、何度も離婚と再婚を繰り返したそうです。

もう今以上に離婚と再婚が日常になっていたんですね。

独身男性が多いゆえに

離婚と再婚を繰り返す女性の影で、増えていくのはヤモメ男です。

江戸の街で婚姻生活を送っている男性はおよそ20%。

残りの8割は独り寂しく長屋暮らしをするわけで、当然料理なども作りません。

江戸時代のファストフードと言われている「寿司」や「そば」などの屋台は独り身の男の食事をまかなうために広まっていった商売だそう。

また、居酒屋の原型となる飲食店なども、そんな独身男で賑わっていたそうです。

時代は繰り返すと申します。

男女の関係において平成の世は、江戸時代の再来なのでしょうか。

 

 

 

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