みなさんこんにちは!
中高年の再婚活を全力で応援します!笑顔になれる結婚相談所「ブランシュール東海」の花井義明です。
名古屋の桜はそろそろ葉桜となり、心が和むようなほんわかとした春の雰囲気も終りを告げようかとしています。
個人的な次の楽しみは「春の山菜採り」。
先日の職務質問にて「なんだコレは?」と物議を呼んだ、タラの芽採り用の鎌が本来の目的のためいよいよ活躍する時期が近付いて
います。
前回のコラムにおいて、近年の生涯未婚率において、男女間で約10ポイントもの差があるといったお話しをさせていただきました。
ようやくすれば、「再婚男性と初婚女性」の結婚が「初婚男性と再婚女性」の結婚よりも多く、また歳を重ねるにつれその比率が大きく
なりその結果、初婚男性の婚姻機会が減っていってしまうということです。
では、その格差をどうやって埋めていけば良いのか。
簡単に言えば「再婚女性と初婚男性」の結婚を増やすか、あるいは「再婚男性と初婚女性」の結婚を減らせば差は縮まります。
まずは、初婚男性と再婚女性の結婚を促すこと。
再婚女性が初婚男性との結婚を、そして初婚男性が再婚女性との結婚を考えられるように偏見や先入観を打ち消すことだと思います。
「再婚女性と初婚男性」のケースを見ると、初婚同士のカップルに比べて「年上女性と年下男性」のカップルが多いといった特徴がありま
す。
初婚同士のカップルのうち、女性の方が年上というケースは24%とほぼ4組に1組ですが、「再婚女性と初婚男性」では、女性の方
が年上である割合が、全体の半数近い44%まで上昇します。
つまり、初婚男性が年上の再婚女性と結ばれる可能性は比較的高く、「結婚するなら年下の女性」という先入観は良きお相手との出
会いを阻害してしまうかもしれないということです。
特に再婚男性に強く見られる「若い女性への願望」を見直さなければならないと思います。
前述しましたが、「再婚女性×初婚男性」のうち、44%が年上の妻を選んでいるのに対して、「再婚男性×初婚女性」カップルは実に
80%が年下の妻を選んでいるのです。
年上の女性と結ばれたケースはわずか12%で(残りは同い年)、「初婚×初婚」「再婚女性×初婚男性」「再婚×再婚」を含めた四
つのパターンのうち、年上女性を選ぶ比率が最も少ないという統計結果が出ています。
2015年の日本の全ての結婚のうち女性が年下である割合は58%であることを考えると、再婚男性の「年下志向」が際立ちます。
しかも、全ての結婚の年齢差の平均は男性が2.2歳年上なのに対して、「再婚男性×初婚女性」では男性が6.6歳年上になり
ます。
「再婚男性と初婚女性」に占める男性が7歳以上年上という結婚は44%。
「若い妻を……」と考える再婚希望の男性が、若い初婚女性に狙いを絞って「結婚市場」へ参入するケースも少なくありません。
男性側のみ再婚となると、初婚女性が相手の男性に求めるのは「社会や家庭での経験」、つまり「年の功」の魅力なのかもしれません。
次に、初婚男性にとって壁になってしまうのが「再婚女性に子どもがいる場合」。
シングルマザー世帯がその9割近くを占める「ひとり親世帯」の相対的貧困率は、先進国の中で日本は飛び抜けて高くなっています。
貧困状態にあるという実情が、再婚相手となる男性に高い「経済力」を求める理由となりうるのではないでしょうか。
結果的に初婚男性にとって、再婚女性と結婚する際の障害になってしまうのだと思います。
ならば、「シングルマザーの経済力向上」が、男女の生涯未婚率の差を解消する重要なカギとなり得るのでは。
シングルマザー世帯が経済的に安定し、年下で収入が多くない初婚男性との結婚にシングルマザーが踏み切りやすくなるよう様々な対策
を考えなくてはいけないのかもしれません。
私たちが賛同する「シングルマザー支援協会」においてもシングルマザーの自立を促すための情報発信を日々しております。
世の中では女性の「結婚適齢期」がよく話題になますが、統計的には結婚願望を持ちながらも結婚歴のないまま年を取る男性の方がか
なり多いことが解ります。
実は男性こそ、早く婚活を始めるべきなのかもしれません。