事実婚のススメ

みなさんこんにちは!

中高年の再婚活を全力で応援します!笑顔になれる結婚相談所「ブランシュール東海」の花井義明です。

我が家の前には小学校があるのですが、そこの桜はほぼ半分以上の花が散ってしまいました。

今年はおそらく入学式までもってくれないでしょう。

バランスの悪い大きなランドセルを背負った新一年生が満開の桜の下で記念撮影をする姿はなんとも微笑ましいものですが、今年はそんな

姿を見られないのが残念です。

それにしても日本人は何故こんなにも桜が好きなのでしょう。

身体を硬くしてやり過ごした寒い冬が終り、春を告げる花だからなのか。

私は、ほんの数日間だけパっと咲き乱れてあっという間に散っていく、その潔さにも美しさがあると思うのです。

スキージャンプのレジェンド葛西選手や、サッカーのキングカズのように倒れるまで一選手であり続ける姿も素晴らしいですが、散り際の美学

を貫いた戦国武将「真田幸村」や「大谷吉継」「島左近」を愛する私は破滅型の人間なのでしょうか。

話しは変わりますが、結婚とは役所に婚姻届を提出して一つ屋根の下に夫と妻が暮らすもの。

そんな風に思っていませんか?

近年、特に再婚を考える中高年を中心に『事実婚』が密かなブームになっています。

欧米では決して特殊な事例ではないものの、日本ではまだまだ認識が良くない事実婚。

本日は事実婚のメリットとデメリットについて書いていきたいと思います。

婚活状況

同棲と事実婚の違い

入籍をしない男女が生活を共にするものとして昔から「同棲」があります。

同棲とは、いわゆる結婚の予行練習のようなもの。

主に若い世代に対して使われることが多く、将来幸せな家庭を築ける相手かどうかを見極めるために行われることが多いです。

対して事実婚とは、ただ籍を入れていないだけで本人たちに夫婦であるという意識があること。

そして周囲からも夫婦と認められている関係のことを言います。

共に、将来的に別れることになった場合の戸籍に跡は残りませんが、気持ちの置き方はやはり「事実婚」のほうが重いものになります。

事実婚を選択する理由

「お互いの自由を束縛したくないから」とか「仕事などのため夫婦別姓が必要」などといった理由から事実婚を選択するカップルもありま

すが、再婚者に多いのは以下のような理由です。

☆子供に関する問題のため

特に義務教育や高等学校に通っているくらいの子どもさんは養子縁組や氏名の変更に抵抗があるため、子どもさんのために敢えて入

籍をせず、事実婚での生活を選ぶことがあります。

☆親や親類などから入籍への反対

子どもさんがもう少し大きくなってくると、今度は将来の相続などの問題が発生してきます。

子どもだけではなく、親類などからも相続の観点から入籍に反対されることが多々あるようです。

事実婚のメリット

「事実婚を選択した理由」に記したようなことももちろんメリットになるのですが、他にもこんなメリットがあります。

☆家と家との結婚ではない

今や家制度の概念は少なくなってきていますが、やはり戸籍を入れるということは相手の家族や親戚からは「〇〇家の嫁」と認識され

るということであり、嫁としての振る舞いや仕事を強いられることもあり得るもの。

しかし、事実婚なら相手の家に嫁いだわけではなく個人での繋がりが重視されるものであり、そういった縛りから比較的自由になること

ができます。

☆社会保険や公的サービスも受けることができる

婚姻届を提出した「法律婚」ほどではありませんが、事実婚でも公的機関から夫婦だと認められれば、利用できる社会保険や公的

サービスも充実しています。

年金や社会保険では法律婚と同じ控除を受けることができますし、遺族年金を受け取ることもできるのです。

また事実婚の場合、住民票の「続柄欄」に「夫(未届)」、「妻(未届)」と記載することも可能。

こうして届け出ておけば、職場の扶養確認や、生命保険の保険金受取人の指定の際などに事実婚の証明がスムーズに行うことが

できるのです。

☆精神的に対等な立場でいられる

「夫」「妻」という役割を周囲から期待されることが少ないので、比較的夫婦の役割に縛られることなく精神的に自立した関係でいる

ことができます。

男性は家族を養うというプレッシャーを、女性は仕事面でのデメリットや家事負担意識にあまり捉われなくてすみます。

事実婚のデメリット

☆周囲の理解を得にくい

親世代は結婚と言えば法律婚があたりまえの時代でした。

籍を入れない事実婚は中途半端に感じて、反対されることも多いかと思います。

籍を入れるよう勧められたり、なぜ入籍しないのかを問い詰められることもあります。

そのたびに理由を説明し、納得してもらう煩わしさがついてまわります。

☆社会的信用を得にくい

婚姻と同等関係であっても、籍を入れていないだけで夫婦と認められない場面も多々あります。

夫婦共有の名義で家のローンが組めなかったり、配偶者に手術が必要な場合も家族として同意書にサインすることができません。

法律婚であれば認められる権利が認められにくいことに、不便を感じることもあります。

☆相続権がない

事実婚の場合、遺産などの相続権はありません。

お相手に遺産を残したい場合は遺言書の作成が必要になってきます。

結婚を諦めない

再婚には初婚にはない障害もいろいろ発生してきますが、それを理由に入籍を諦めてしまう必要はありません。

柔軟な考えと全ての人達が不幸にならない事実婚も視野の中に入れてみてください。

事実婚にはメリットもデメリットもありますが、幸せのカタチは人それぞれなのです。

 

 

 

 

 

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