【再婚考察】共同親権について考える

みなさんこんにちは。

再婚活を全力で応援します!再婚専門結婚相談所「ブランシュール東海」花井義明です。

 

およそ3年ぶりにほぼ規制のないゴールデンウイークとなりました。

みなさん何処かへ出掛ける予定はありますか?

ここ何年かは人出も少なく、大型連休の雰囲気もありませんでしたが、今年はどこもかしこも賑わっているようで、小売り・飲食店はホッと胸を撫で下ろしていることでしょう。

私は人混みがあまり得意ではなく、コロナ禍がひと段落したことはありがたいことですが、複雑な気持ちなのが正直なところです。

まあ、コロナ禍以前からゴールデンウイークは会員さまの面談や新規お問合せ、お見合いのお引き合わせなどがあり、連休気分どころでは無かったのでいいんですけどね。

共同親権

先日、国の法制審議会の部会より「共同親権の導入を前提とした論議を進めていくことで合意した」との発表がありました。

本コラムは『再婚』に纏わるお題がメインで、親権云々はそれ以前のお話ではあるのですが、お子さまがいるものの離婚を考えざるを得ない方々のために、本日は親権についてのお話をさせていただきます。

 

以前にも少し触れましたが、現状の日本では離婚後の親権は「単独親権」として父親もしくは母親の片方にしか親権がありません。

共同親権となると、離婚後の親権を父母の双方が持つことになります。

共同親権が導入された場合のメリットとデメリットはどんなことがあるでしょう。

◎共同親権のメリット

離婚や別居中の親が、子供の世話や育児について協力することにより、両親が子供のために最善の決定を下すことができます。

それは子供が健康的で安定した環境で育つことを保証するために非常に役立ちます。

共同親権の場合、両親が協力する必要があります。

協力がなければ、子供にとって悪影響を及ぼす可能性がありますが、共同親権が適切に機能する場合、両親は子供に対して一貫した教育や育児スタイルを提供することができます。また、親がどちらも子供の生活に積極的に参加することで、子供にとって父親と母親の両方が等しく大切であることを示すことができます。

◎共同親権のデメリット

共同親権によるデメリットとして最たる例は、虐待や暴力などの問題がある場合です。

単独親権では、配偶者から自分や子どもがDVやモラハラから逃れることが可能なのですが、共同親権が導入されると相手も親権者であり続けることとなり、離婚しても親子ともに逃れることができなくなってしまう恐れがあります。

また、子どもに様々な負担がかかる場合もあります。

共同親権になると、離婚前のように親子がそろった状態で過ごせるわけではありません。

父親母親とそれぞれ別々に会わなければならなくなることとなり、子どもは面会のために多くの時間を費やさなければならなくなります。

友人と遊ぶ時が減ったり、勉強や習い事に支障をきたしてしまう恐れもあります。

また、生活基盤をどちらに置くかやどちらとの時間に比重をかけるかなど精神的な負担をかけることにもなりかねません。

 

総合的に考えると、共同親権は、子供の幸福と健康的な発達を促進するために重要な制度であると言えます。ただし、具体的なケースに応じて、その適用の有無を慎重に検討する必要があると思います

子どもにとって、父親と母親が共にいることが理想的ではありますが、状況によってはそれが全てとは言えません。

まだまだ問題は多いと思いますが、画一的に法律化せず、子どもファーストで良い方向へ整備されていくことを望みます。

 

本日も最後までお付き合いいただきありがとうございました。